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本日からは、「意外と曖昧な知識なことが多い運動と健康についての話」というタイトルで、数日間お伝えしていきます。
子供は身体がやわらかいとお思いの方も多いかと思います。
私にも子供が2人おります。
うちの子供たちも、遊んでいてとんでもないような転び方をしたり、凄い体勢で寝ていたりしていることがありますが、ケガをしたり身体を痛めたりということはほとんどありません。
確かに、身体がやわらかい子供が多いのは事実ですが、身体がかたい子供も多くいるのも事実です。
近年では、かかとを床につけたまま、しゃがむ(野球やソフトボールのキャッチャーの座り方)動作が出来ない子供や、膝を伸ばしたまま手を床につけない子供が増えているそうです。
このような症状は、子供ロコモティブシンドローム(運動器症候群)と呼ばれています。
最近では親が共働きで忙しく、休日でもお子さんを家で過ごさせている家庭が多く、運動する習慣のない子供が増えているのが、子供ロコモティブシンドロームが増えている原因の1つだと言われています。
子供ロコモティブシンドロームは、明らかに運動不足の子供に特に多く見られるのですが、普段から部活や運動をしている子供にも、子供ロコモティブシンドロームがみられることがあるそうです。
それは、部活や運動で使っている筋肉や関節の動きなどが限られた動きになってしまい、同じような動きばかりを繰り返すためだそうです。
子供ロコモティブシンドロームの、簡易的なチェック項目がこちらです。
1、片脚立ち
・5秒以上出来ない
・ふらつく
2、しゃがみこむ
・途中で止まる
・かかとが上がる
・後ろに転ぶ
3、肩を挙げる
・真っ直ぐ垂直に挙がらない
4、立った状態で前屈
・指が床につかない
この4つの動作の各項目の中で、1つでも該当する場合は、子供ロコモティブシンドロームの疑いがあると言われています。
もしも、ご自身のお子さんが子供ロコモティブシンドロームの疑いがあるなと感じる親御さんは、全く慌てる必要はありません。
子供ロコモティブシンドロームの対策としては、全身の筋肉や関節をよく動かすことが出来る、ラジオ体操を真剣にさせると非常に効果的です。
出来れば、ラジオ体操の第1と第2の両方やるといいのですが、どちらかだけでも構いません。
息が上がるくらい、ひと汗かくくらい、真剣に行わせるとより効果的ですので、毎日1回以上決まった時間にお子さんと一緒にラジオ体操をやっていただければと思います。
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