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本日は、四十肩や五十肩についてお話いたします。

四十肩と五十肩は、呼び方が違いますが、40代で起きるか50代で起きるかで呼び方が違うだけですので、全く同じ症状のものです。

正式には、肩関節周囲炎という名前です。

ですから、40代50代で肩が痛くて整形外科を受診すると、ほぼ100%、四十肩や五十肩と診断されます。

 

四十肩や五十肩の原因は、1つだけです。

それは、肩甲骨の動きの悪さにあります。

 

そもそも四十肩や五十肩の方は、腕や肩を動かした際に痛みが出ることが多いです。

動かす角度(前にあげるか後ろにあげるかなど)により痛みが違うことが多いです。

 

肩関節を横から上にあげていく際の可動域(動く範囲)は、120°です。

あれっ?

と思った方は鋭いです。

そうです。

痛みがない場合、肩を横から上にあげていくと、180°まで動くのです。

ですが、肩を横からあげていく動きに関しては、120°までは肩関節だけの動きで動かしています。

120°以上の動きをする時に、肩甲骨がスライドする動きをして、肩甲骨が連動して動くことにより180°まで動かせているというわけです。

ですから背中や肩甲骨まわりの筋肉が硬くなっている方は、肩を横からあげていく動きをさせた時に、120°以上の動きをすると、肩甲骨がスムーズに動かないため、肩関節に負荷がかかってしまい、肩の周辺で痛みが生じるということです。

 

肩甲骨の動きの悪さの要因として、肩こりがあげられます。

長年、肩こりを感じている方は、背中の筋肉の硬さが強い方も多いですので、年齢を重ねた時に四十肩や五十肩のリスクが非常に高くなります。

 

日頃から肩こりを自覚している方で、四十肩や五十肩の症状をまだ感じたことがない方は、背中の筋肉のストレッチやセルフケアをした上で、肩甲骨の動きを意識して生活するようにしましょう。

現時点で、四十肩や五十肩になってしまっている方については、とにかく背中の筋肉のストレッチやセルフケアを徹底的にやることで肩甲骨の動きを出して、肩関節に負荷がかからないようにしましょう。

肩甲骨の動きがスムーズになると、肩関節にかかる負荷が減りますので、四十肩や五十肩の症状は軽減していきます。

背中や肩甲骨周りのストレッチやセルフケアをお試しください。

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