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みなさんは、腱板損傷や腱板断裂という言葉を聞いたことがありますか?
ほとんどの方が聞いたことがない言葉だと思います。
腱板が損傷するのを腱板損傷、腱板が断裂するのを腱板断裂と言うのですが、そもそも腱板とは何のことなのでしょうか?
腱板とは、肩関節を中の方で支えている4つの筋肉のことです。
棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋
この4つの筋肉です。
大半の方が、4つ全てが初めて聞く筋肉の名前だと思います。
この4つの筋肉のことを詳しく知りたい方は、是非お調べになってみてください。
腱板損傷・腱板断裂の中で最も多いのが、棘上筋の損傷・断裂です。
若い年代の場合は、肩から転倒した際の衝撃で損傷・断裂する場合もあります。
その場合は、ほとんどの場合で激しい痛みを伴います。
年齢を重ねている方に多いのが、年齢とともに身体の中の水分量が失われていき、かつよく使うことで摩耗してしまい、擦り切れてしまう場合です。
その場合は、ほとんどのもので痛みを伴いません。
これが厄介なのは、摩耗して切れている場合というのは、ほとんどの方が気付かないパターンが多いことです。
一見、切れたら分かりそうなものですが、摩耗して切れる場合は、音もしませんし、切れて動かせなくなる部分を周りの筋肉を使うことにより代償できるため、気付きにくいというかほぼ気付かないと言われています。
断裂していること自体に気付かずに、周りの筋肉を酷使してしまい、何かしらの症状が出ている時にはすでに重症になってしまっているというパターンが非常に多いです。
そうならないためには、普段から肩を積極的に動かすことで、動かした時の少しの違和感に気付けるようにアンテナを張っておくということが重要です。
腱板の損傷・断裂に限らず、身体の痛みや不調というのは、早期発見早期施術がとても大切です。
身体が知らせる危険だというサインを、見逃さないようにしましょう。
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