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みなさんは、しっかりとした睡眠がとれていますか?
最近よく、睡眠の質を上げるといいということを聞くことが多いと思います。
実際、睡眠というのは「量」よりも「質」の方が重要です。
長い時間寝たからいいというわけではなく、短い睡眠時間でも質を高めることが出来ると、効果的な睡眠になるのです。
平成23年の総務省の調査によると、日本人の全年齢の平均睡眠時間というのは、女性が7時間36分、男性が7時間49分だそうです。
世界的に見ても、日本人の睡眠時間の短さは各国と比べると際立っています。
男女ともに、ニュージーランドの人々が世界で最も睡眠時間がとれていると言われており、女性が8時間49分、男性は8時間42分だそうです。
日本人と比べると、男女それぞれ1時間ほどの差があります。
これに関しては、生活スタイルや労働環境などにより、平均の睡眠時間というのが変わるため、比較して睡眠時間を増やしましょうというのは私は違うと思っています。
睡眠時間が確保出来ていて沢山寝れていると、身体の休息というのは十分と言えるのでしょうか?
答えはノーです。
睡眠中は、深い眠りの「ノンレム睡眠」と浅い眠りの「レム睡眠」というのを繰り返しています。
名前は聞いたことある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
レム睡眠中というのは、基本的には筋肉が動かないようになっていますが、脳が活動をしており夢を見ている状態になります。
いわゆる浅い眠りの状態です。
人間は、一晩にノンレム睡眠とレム睡眠をだいたい4~5回は繰り返しています。
ノンレム睡眠には段階があり、最も深い眠りを得られるのが4~5回の中の最初の1~2回と言われています。
つまり眠りについてから、約3時間の間に深い眠り(ノンレム睡眠)に達することが出来れば、脳も身体も休ませることができるということです。
それが出来ると、朝起きた時に「ぐっすり寝た」という満足した感覚を得ることができるというわけです。
逆に言うと、眠りについてから約3時間の間に深い眠り(ノンレム睡眠)に達することが出来ない場合だと、「寝ても寝ても疲れている」という状態になってしまうというわけです。
次回の投稿では、質の高い睡眠をするために必要なことをお話したいと思います。
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