本日は、慢性的な腰痛、股関節痛、膝の痛みの方の歩き方の特徴をお話いたします。
もちろん、それに対する対策についてもお話いたします。
まず、慢性的な腰痛、股関節痛、膝の痛みの方というのは、無意識に痛みが出ないように歩いているのが特徴です。
もちろん、意識的に痛みが出ないように歩いている方もおられます。
当院の患者様のお話でよく聞くのが、歩き方が特徴的になっていることに対して全く自覚がなく、周りからの指摘で気付くということです。
コロナ禍で、久々に会った娘さんに歩き方が変だと言われてその場で動画を撮られて、それを見て驚愕した方もおられました。
慢性的な腰痛、股関節痛、膝の痛みの方で、痛みが出ないように歩いている方の特徴は、目線が下がり小股で歩いている歩き方です。
思い当たる方も多いのではないでしょうか?
私の子供たちの保育園までの通り道に、整形外科があるのですが、その整形外科に向かっている方や中に入っていく高齢の方は、ほぼほぼそのような歩き方をされています。
慢性的な腰痛、股関節痛、膝の痛みの方は、障害物がないかを確認しながら歩いたり、つまずいたりしないように注意して歩いてしまうため、目線が下がってしまいますし、身体の動きが連動しないため小股でちょこちょこ歩いてしまうのです。
慢性的な腰痛、股関節痛、膝の痛みの方というのは、歩き方が変わると、症状が変化し改善していくケースがとても多いです。
今まで施術させていただいた多くの慢性的な腰痛、股関節痛、膝の痛みの方で、それを実感している方がとても多いです。
ちょっとしたことですが、これからお伝えすることを是非意識的にやっていただければと思います。
まずやるべきことは、目線を上げることです。
怖さなどから目線が下がってしまうのも分かります。
ですが、これをやらないと何も変わりませんので、心を鬼にして目線を上げてみましょう。
やりやすいやり方としては、歩く際に目印を決めて、その目印だけを見ながら歩くというやり方です。
その目印まで辿り着いたら、次の目印を決めて歩くということを繰り返し行ってください。
その意識付けで、自然と目線が上がるようになっていきます。
次にやるべきことは、大股で歩く意識でかかとから地面について、指の腹、指の先で地面を蹴るということです。
極端に大股にする必要はありませんので、いつもよりも少し歩幅を広げるという意識で歩いていただければと思います。
その際、腕も肩甲骨から大きく振るという意識で大きく振ることが出来ると、より効果的になります。
この2つをやっていただくだけで、身体の使い方が大きく変わっていきます。
効率よく身体を使えるようになっていくことで、症状が変化していくことが多いです。
歩き方がおかしくなってきた自覚がある方、自覚がなくても周りから指摘されている方、まずは上記のような意識、上記のようなやり方を試していただければと思います。
上記のやり方を試してみても、効果を感じない方や実感出来ない方は、当院までご相談いただければと思います。
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