本日は、アイシングについてお話いたします。
アイシングに関しては、運動後のクールダウンの際にやったり、急性期の外傷(いわゆるケガ)の際にやったりしなければなりません。
クールダウンに関してはケガのリスクを最小限に減らす意味合いでやりますし、急性期の外傷に関しては悪化させないようにやらなければいけません。
いずれも、いかに早くアイシングをするかがとても重要で、処置が遅いとあまり効果が出ないことが多くあります。
人間の身体というのは、自分の力で温めることは出来ますが、自分の力で冷やすということが出来ません。
ですから、外からの力(いわゆるアイシング)というのは的確にやれば必ず効果が出ますので、非常に重要になります。
アイシングを簡単に説明しますと、筋肉や腱・靭帯や骨で起きそうな炎症や起きてしまっている炎症に対して、アイシングをすることで抑えるということをします。
起きそうな炎症や起きてしまっている炎症は、組織の中でジワジワと出血していることが多く、それが広がってしまうとその広がった血腫(いわゆるかさぶた)がその後、痛みを長引かせたり動きの悪さを生んだり、悪影響をもたらすことが多くあります。
ですから、早い段階で炎症を食い止めていければ、痛みが長引いたり動きが悪くなったりすることを未然に防ぐことが出来るのです。
運動後やケガの後は、出来る限り早急にアイシングをすることを、強くお勧めいたします。
明日は効果的なアイシングのやり方をお伝えいたしますので、お楽しみに。