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関節の可動域(動かせる範囲)は、それぞれの関節で決まっています。
もちろん個体差もありますので、人によっては参考になる可動域よりも5°~10°動く範囲が少なかったり、多かったりもします。
その参考になる可動域は、様々な要因で悪くなってしまいます。
筋力をつけてしまったことにより、関節の可動域が小さくなってしまうこともあります。
プロ野球や大リーグで活躍された誰もが知っているイチローさんは、スラっとしたイメージですよね?
長い現役生活の中で、ウエイトトレーニングをしてムキムキになった状態でシーズンに臨んだこともあられるそうです。
ですが、関節の可動域が制限され本来の自分の強みである、しなやかな動きが失われるということに気付き、晩年はウエイトトレーニングをほとんどやらずに、関節の可動域を向上させることに特化したトレーニングをしていたというのは、有名な話です。
可動域が失われる要因として最も分かりやすいのが、筋肉の硬さです。
人間の身体は、筋肉を伸び縮みさせることで、関節の動きをしています。
筋肉の硬さがあると、関節の動きが制限され、小さい範囲でしか関節が動かなくなります。
そして、可動域が小さくなってしまうと必ず起きてしまうのが、代償動作です。
代償動作とは、筋肉の硬さにより本来の動きが出来なくなった場所の代わりに、無意識に周りの筋肉を使って動かし同じような動きをしてしまうことを言います。
これが起きれば起きるほど、筋肉の硬さは周りに広がっていきます。
痛みや不調などが症状として出ている時には、だいたい周りに筋肉の硬さが広がっているということがほとんどです。
違和感が出るくらいの時(早い段階)に、何かしらの対策を取れるのが一番理想的と言えます。
ストレッチや運動など、時間を見つけて自分の身体に向き合うことが、重症化させないコツと言えると思います。
まずは少しからでもいいので、自分の身体に向き合う時間を作るように心がけていきましょう。
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