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当院の施術に対しての考え方については、こちらをご覧ください。

 

当院には、様々な競技の様々な年代の学生が施術を受けに来ています。

年齢は、小学生~大学生まで様々で、競技レベルも初心者~全国トップレベルまで様々で、男女の割合も半々くらいの学生が施術を受けに来ています。

基本的にはケガをして当院を受診する学生が多いのですが、話をしていると様々な競技で悪しき伝統を感じることが多々あります。

日本のプロ野球で活躍し、現在はアメリカで何とか結果を残そうと奮闘している野球選手の筒香嘉智選手が以前、将来の野球界について警鐘を鳴らしていたことがあります。

筒香選手がシーズンオフにドミニカ共和国に武者修行に行った際に、ドミニカ共和国の少年野球を見る機会があったそうです。

その時の指導者の指導方法や、少年たちが伸び伸びととても楽しそうに野球をしている姿に感銘を受けたと同時に、日本の野球界の未来にとても危機感を感じたそうです。

日本の少年野球での指導法は、基本的には勝利至上主義(勝つためなら何でもさせる)のことが多いです。

ですから、子供たちは怒られないようにという部分を意識するがゆえに、指導者の顔色をうかがいながらやっているケースがとても多いです。

ですから委縮して野球をしてしまっていることが多いです。

野球が楽しいと思っていない子供たちが多いと聞いた時は、私自身も大変ショックを受けました。

筒香選手は、地元の和歌山県の少年野球のクラブチームにアドバイザーとして関わっていますし、ポケットマネーで球場2つと大きなクラブハウスを建てて、日本の野球界を和歌山から守っていこうとされています。

 

他にも、メジャーリーグで活躍しているダルビッシュ有投手が、野球界の未来について苦言を呈されたこともあります。

内容を要約すると、投げすぎの問題であったり野球界の様々な問題を解決するためには、自分たち(ダルビッシュ投手たち)の世代(20~30代)の人たちが指導者になる時にならないと、何を言っても何も変わっていかないだろうということでした。

要は、今の指導者の方々(特に60~70代の年齢の多くの方々)は古臭い考えの方が多く、頭が固いため何かを変えようとすることは期待出来ないということでしょう。

 

話を戻しますと、当院に施術を受けに来ている様々な学生から話を聞くと、いまだに根性論みたいな昭和スタイルの考え方の指導者の方がいるなというのを感じます。

自分たちが若い時にやってきたようなことを、そのまま押し付けるような指導が多くあると感じます。

暴力・暴言での指導をしている指導者は、どんな理由があるにせよ論外です。

古い考え方の指導者の方々は、結局は選手のことを考えているのではなく、自己満足の指導をしている方ばかりです。

これだけ練習させたから強くなっていると思い込んでいる方が非常に多いです。

練習のさせすぎかつ、ろくな休養も与えない。

ケガをして報告するとあからさまに不機嫌になる。

小学生でも、勝利至上主義(勝ってなんぼ)の指導者が非常に多く、怒鳴る罵るは当たり前。

これでは、ケガをするのも当たり前ですし、指導者の顔色をうかがってばかりで、いいパフォーマンスで競技に打ち込めません。

ケガをした状態で無理をして競技を続けてしまうため、なかなかケガが良くなりません。

悪循環の原因を作っているのが、指導者であるということをもっと自覚するべきですし、特に中学・高校の部活動というのが教育の一環であるという部分を見つめ直すべきだと思います。

勝利至上主義も大事かもしれませんが、それよりももっと大事なことがあります。

これから選手ファーストの指導者の方が少しでも増えていくことを願っています。

それが、今後の日本のスポーツ界の発展に繋がっていくことだと思っています。

 

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