膝の痛みでお悩みの方は、まずはこちらをご覧ください。
膝が痛かったり腫れぼったい症状があり、整形外科を受診して、膝に水が溜まっているから抜きましょうと言われて、注射で水を抜くという処置を受けた経験がある方は、多いのではないでしょうか?
実際に水を抜くという処置をしているのにもかかわらず、また同じことが繰り返されていませんか?
当院を受診される方の中にも、そのような方が非常に多くおられます。
中には、続けて水を抜く処置を受けていて、痛みや腫れぼったさがひどくなっている方もおられます。
そもそも水が溜まるとはどのような状態なのでしょうか?
それは、膝の中で何かしらの炎症が起きている状態です。
炎症の時に出る物質が行き場を失い、膝のところに留まっているという状態になります。
整形外科ではよく、膝の水を抜くという一択の処置の仕方で話が進んでいくことが多いです。
ですが、水を抜くという処置に関しては、極力しないようにしましょう。
その理由を説明します。
先ほども言いましたが、膝に水が溜まる状態というのは、膝で何かしらの炎症が起きている状態です。
その際の脳の働きとしては、このままだと危険だよと知らせてくれている状態です。
根本的な炎症の部分は変わっていないのに、その水を抜かれてしまうと、脳の働きは混乱し、もっと危険を知らせなきゃとなるわけです。
水が溜まるという状態で危険を知らせていたため、もっと危険を知らせなきゃという脳の働きになると、膝の水を抜くという処置では全く変化も改善もしなくなっていきます。
中には、症状が悪化していくケースだってあります。
多くの場合の膝に水が溜まっている状態というのは、時間が経てば体内に吸収されていき、痛みや腫れが変化していきます。
ただし、慢性的な膝痛や膝に水が溜まる状態の場合は、身体がその状態に慣れてしまい、その状態が普通の状態だと脳が認識している場合が多く、自然と吸収されにくい状態になっています。
ですがそれは、セルフケアで吸収させやすくすることが出来ます。
そのセルフケアのやり方としては、膝まわりの血流やリンパの流れをよくするというやり方です。
それがセルフケアで出来ると、自然と吸収されやすい状態を作ることが出来ます。
やり方をご説明しましょう。
水が溜まっている場合というのは、膝の前側が、ぷくっと腫れている状態になります。
ですが、ケアする際は膝の裏にアプローチをしていきます。
なぜかと言うと、リンパや血流というのは膝の裏に多いからです。
まず、床に座って膝を曲げます。
そして膝裏を、親指を使ってマッサージします。
これに関しては、強くしたから効果があるというわけではありません。
感覚としては、気持ちいい感覚や、痛いけど気持ちがいいという感覚でやると非常に効果的と言えます。
このやり方を続けてやっていただけると、膝まわりの腫れぼったい感じが、スーッと引いていくことが非常に多いです。
注射で水を抜くということをやり続けたい方は、それでもいいかと思います。
多くの方が、それは嫌だと思ってらっしゃると思いますので、是非上記のやり方を実践していただければと思います。
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