オスグッド・シュラッター病とは、活動的な思春期の若者が、膝の下に痛みを感じる疾患です。
いわゆる成長痛として、知っている方や聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
12~15歳では、オスグッド・シュラッター病の有病率は、9.8%だそうです。
※実際に私も、中学生の頃はオスグッド・シュラッター病で、膝の痛みに悩まされました。
男女比は、男性11.4%、女性8.3%で、男性に多いようです。
そして、20~30%は両膝に症状がでます。
※ちなみに私も両膝がオスグッド・シュラッター病でした。
ジャンプの動作(バスケットボール・バレーボールなど)、または直接接触を伴う競技で多く発症します。
※ちなみに私もバスケットボールをしていましたし、チームの中に何人もオスグッド・シュラッター病の子がいました。
オスグッド・シュラッター病のリスク要因としては、
①体重が重い
②ももの前側の筋肉の硬さ
③ももの前側の膝を伸ばす筋肉の筋力低下
④もも裏の筋肉が柔らかすぎる
このようなものがあります。
どれも可能性がありますので、当院では1つ1つの可能性を消していきながら、何が原因なのかを追究していきます。
基本的には、大半が手術はせずに完治していきますが、ごく稀に難治性なものがあり、手術により完治させていくケースがあります。
手術はせずにとは言っても、これぐらいの年齢の子供に運動するなというのはかなり酷です。
ですから、運動への参加を制限するというスタンスの方がいいでしょう。
多くの場合が、ももの前側の筋肉を柔らかくすることと、筋力をつけることが必要になります。
ですからご自身で出来ることとしては、まずはももの前側のセルフケアからはじめてみてください。
上記のことで、何かご不明な点がある方は、お気軽にお問い合わせいただければと思います。