本日は、肉離れについてお話いたします。
部活が再開し、肉離れなどで施術に来る学生が増えています。
筋肉を痛めた場合、ほとんどの病院では「肉離れ」との診断を受けます。
ですが、肉離れにも大きく言うと3つの種類があることを、みなさんはご存知ですか?
しかも、病院で言われる「肉離れ」という状態の大半が「肉離れ」ではないことをみなさんは知っていますか?
まず、3つの種類を軽度なものから順番にお話いたします。
1、筋膜炎
筋肉の表面の筋膜と呼ばれる場所の損傷が起きている状態です。
2、部分断裂
筋線維が部分的に切れている状態です。
3、完全断裂
筋線維が完全に切れている状態です。
この中で、中高生で最も多いのが筋膜炎になります。
中高生に関しては、なくはないのですが、筋肉の中の水分量が豊富ですので、よっぽどの筋肉の疲労やよっぽどの力が働かない限り、部分断裂や完全断裂のような状態にはなりません。
軽度なものからと説明しましたが、あくまでも筋肉目線での軽度ということですので、痛み自体は筋膜炎でも相当なものがあります。
内出血が出たりすることもあります。
明日は、そうなってしまった時の対処法についてお話したいと思います。