重度の腰痛の方は、お腹の張り感やお腹の痛みを訴えられる方も少なくありません。

先日来られた重症なぎっくり腰の女性も、腰痛と同じくらいお腹が痛かったそうです。

お腹が痛くなるような覚えもなく、内科や婦人科の疾患も疑い、大きい病院で1日かけて検査をしたそうです。

しかし何の異常もなかったそうです。

それは嬉しかったそうなのですが、なぜお腹が痛むのかが分からず、お医者様に聞いても分からないと言われて、とても不安に感じてらっしゃったそうです。

 

では何が原因なのでしょうか?

腰痛に関連したお腹の痛みの原因は、腸腰筋という筋肉の硬さによるものが多いです。

このブログでも何度か登場している腸腰筋ですが、この下の図のように骨盤の前、腹筋や腸の後ろにある筋肉です。

この筋肉の硬さを放っておくと、お腹の痛みに繋がることがあります。

他にも、慢性的な腰痛になったり、ぎっくり腰になりやすくなったりすることがあります。

 

腰痛に伴うお腹の痛みで、不安に感じられる方もいらっしゃると思いますが、まずは私も病院での詳しい検査をオススメします。

詳しい検査をしても異常がなかった場合は、この腸腰筋がその痛みの原因であるということを覚えておいていただければと思います。