本日は、背中の張りについてお話いたします。
最近久しぶりに当院に来られた方が、ミシンの作業を沢山する機会があり、背中が痛くなって来院された方がいます。
その方は、1日に数時間のミシン作業を2週間くらい毎日されていたようで、背中の筋肉がガチガチに硬まっていました。
まずミシンに限らず、同じ姿勢を長時間続けると、ほとんどの場合で筋肉の硬さが起きます。
その同じ姿勢がどんな体勢かによるのですが、間違いなく筋肉は緊張状態になります。
この方のようにミシンでの作業に限って言えば、腕は下げた状態で、手に少し力を入れますので、肩甲骨は下に下がり外に広がるような肢位になります。
その体勢で長時間になると、腕の重みにより背中の筋肉にはかなりの負荷がかかり、筋肉の硬さが起き始めてしまいます。
背中の筋肉が硬くなってしまうと、肩甲骨の動きに制限がかかり、余計に肩まわりや首まわりの筋肉が硬くなり、症状が広がっていくということになってしまいます。
このようにならないためには、同じ姿勢を長時間続けないということが最も重要になります。
かつ、肩甲骨の動きも悪くならないように意識して生活していくこともとても重要になります。
何か作業をする時には、長時間同じ姿勢にならないように気を付けましょう。