いまだに、野球に携わる指導者の方で、意味もなく何周も走らせたり、大声で威圧的に罵声を浴びせたり、何の理由もなく試合に出してくれなかったり、痛いと訴えているのに病院に行かせなかったりする方がいます。

気に入らないなら辞めていいというスタイルで指導を続けていたり、他の人の意見には耳を傾けずに独裁者のような振る舞いをしている指導者が多くいます。

自分の手柄のために、選手の将来や未来を見据えない指導者も多くいます。

 

昨夏の高校野球の岩手県大会の決勝で、大船渡高校のエース、佐々木朗希投手(千葉ロッテマリーンズ)を投げさせなかったことで、大船渡高校の國保監督が様々な所から批判を受けました。

私は、こんなにも選手のことを思い、大事に思っている指導者の方が高校野球界にいたということにとても嬉しく思いました。

國保監督の決断が、いい選択だったと思える日が後々必ずきます。

特にそれを一番、佐々木投手が感じることになるでしょう。

 

今現在、野球を続けている選手、その親御さん。

大事なのは、今でもなく目先の目標でもなく、そのもっと先です。

特にプロ野球選手になりたいと本気で思っているお子さんをそばで支えている親御さんは、指導者選びを慎重に行ってください。

悩んでいる皆様が、良い指導者の方に巡り合えますように祈っています。