本日は、四十肩や五十肩についてお話させていただきます。
60代の男性から、
「六十肩はありますか?」
と質問を受けました。
六十肩はありません。(笑)
60代でも70代でも80代でも五十肩という名前で呼びます。
ですがこの「四十肩」や「五十肩」という名前。
一般的に聞き慣れた名前だと思うのですが、傷病名として成り立たないということはご存知でしたか?
傷病名とは保険請求の時に使う名前なので、健康保険を取り扱わない当院ではあまり関係のない話なのですが・・・
四十肩や五十肩の正式な傷病名は、「肩関節周囲炎」という名前です。
読んで字のごとくという感じなんですが、肩関節の周りの炎症という意味です。
四十肩や五十肩を経験した方は納得だと思います。
四十肩や五十肩は、筋肉の硬さと肩甲骨の可動域の悪さが主な原因です。
病院や一部の整骨院ですと、普段は極力動かさないようにという指導をし、治療をしていくところがあります。
実際には状態にもよるのですが、ほとんどの四十肩や五十肩の方は、動かさないでいるとどんどん悪化していきます。
痛みも可動域も悪化させてしまい、重症化してしまうことが多々あります。
気付いた時には、かなり悪い状態になってるなんてことも多々あります。
そして、特に重症化しやすい方は、男性に多く見られます。
女性の場合は、髪を結んだり、下着の付け外しで腕を後ろに回す動きを日常的に行います。
男性の場合は、その動作がほとんどありません。
お風呂の時に背中を洗う、その後タオルで背中を拭く時くらいしか、腕を後ろに回すような動きはしませんよね。
だから男性は、痛みや可動域の悪さに気付くのが遅れてしまい、重症化することが多いのです。
当院では、四十肩・五十肩も改善するまでには個人差がありますが、改善いたします。
どこに行っても良くならなかった方、良くならないと諦めてしまっている方、是非当院までご相談ください。