日に日に寒さが厳しくなり、すでに冷えに悩まされてらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

冷え症を感じてらっしゃる方は、圧倒的に女性の方が多いです。

それは、血流の悪さと筋肉量の少なさに原因があります。

女性の場合、体型を気にして食事制限をする方もいらっしゃいます。

それに加えて、寒くなってくると身体を動かす機会も減るため、筋肉を動かすこと自体が減ってしまいます。

食事制限をすることで胃や腸の動きが少なくなり、さらに身体を動かさなくなることが重なるため、ダブルの冷えを誘引してしまう条件が揃ってしまいます。

 

筋肉量を増やしましょうと簡単におっしゃる方がいらっしゃいますが、筋肉量を増やすということはそう簡単な話ではありません。

ですから、まずは日常生活の中で出来ることからはじめていけるのが最も理想的だと言えます。

そうなると、最もはじめやすいのが「呼吸」を意識することです。

無意識で出来る「呼吸」を意識するだけでも、いわゆるインナーマッスルの部分が刺激を受けるため、それが血流の良さに繋がっていきます。

 

では具体的に、どのようなことをやっていけば良いのでしょうか?

それは、「腹式呼吸」を意識的にやっていくことです。

普段ほとんどの方が、無意識の中で行っている呼吸が、「胸式呼吸」になります。

腹式呼吸とは、息を吸った時にお腹が膨らみ、息を吐くときにお腹がへこむという呼吸のやり方です。

やってみると分かりますが、意外と意識しないと出来ないものです。

腹式呼吸をすると、本来呼吸の際に使う様々な筋肉をきちんと使えます。

ですから意識的に腹式呼吸をすることで、普段あまり使えていなかった呼吸で使う筋肉を使えるようになり、それが血流の良さへと繋がっていくのです。

 

冷えの対策としてお伝えしましたが、寝る前の腹式呼吸はリラックス効果を高めるということも期待できますので、日課にして日々やっていただければと思います。