なんとそんな効果も!あなたが知らないビタミンCの7つの働き | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト

ビタミンCと聞くと、風邪の時に必要や、レモンに沢山入ってそうなど、ザックリとしたイメージがあると思います。

少し知識がある方は、抗酸化作用免疫力向上などをイメージする方もいらっしゃるかと思います。

しかし近年では、筋肉との関係性についても着目されるようになっています。

本日は、ビタミンCと筋肉がどのような関係性があるのかをお話いたします。

 

まずはじめに、ビタミンCとは水溶性ビタミンの1つです。

体内で作ることが出来ないため、食事やサプリメントを使って摂取する必要があります。

そしてビタミンCは、骨や腱などのコラーゲンを作るのに欠かせないものになります。

 

ビタミンCが不足すると、血管がもろくなって出血しやすくなってしまう壊血病になってしまいます。

さらに喫煙者は、血中のビタミンC濃度が不足しているということも分かっています。

高齢者においては、血中ビタミンC濃度が高い方が、握力や目を開けた状態での片足立ちなどのパフォーマンスが高いという研究もあります。

 

では、血中ビタミンC濃度が低いとどうなるのでしょうか?

これについては、人間でビタミンCを摂るなというのはかなり無理がありますので、マウスでの実験になってしまいます。

結果として、ビタミンCを与えなかったマウスは、筋肉量が減るということが分かりました。

他にも、持久力や筋力も低下していたことが分かっています。

逆にそのマウスに、ビタミンCを投与すると、筋肉量も持久力も筋力も元の状態に回復したと報告されています。

ちなみにマウスは、体内でビタミンCを作ることが出来ますが、今回の研究では遺伝子組み換えにより、ビタミンCを体内で作ることが出来ないマウスを使っているそうです。

 

でもマウスじゃん。

と言ってしまえばそれまでなのですが、それ以外の研究からもビタミンCを不足させないことが大事なのは間違いありません。

かと言って、ビタミンCだけ沢山摂りましょうということではないので、バランスよく食事を摂りましょうということが結論になります。

 

上記のことで分からないことがあれば、お気軽にお問い合わせいただければと思います。

日頃から身体のケアや、運動を習慣化させてらっしゃる方は、食事の中でビタミンCを意識して生活していただけるといいかと思います。