当院の施術に対しての考え方については、こちらをご覧ください。
ストレッチをする時の注意点についてのお話の、2回目です。
本日は、どれくらいの感覚でやればいいのか?ということについてお話いたします。
こちらも、患者様からの質問の内容としては、とても多い内容になります。
当院を受診する前に、病院や整骨院で教わったストレッチをしている方や、インターネットやSNSで調べたストレッチをしている方がおられます。
とてもいい習慣なので、そのような方々は是非やり続けていただければと思います。
そのような方々の中に、マメにやっているのに、全然効果を感じていなかったり、逆に症状を悪化させてしまっている方がおられます。
大体そのような方々というのは、やり方を間違えているケースが多いです。
やり方の中でも、感覚の部分を間違えてしまっているケースが多いので、そちらを解説いたします。
ストレッチをする時の自分の感覚というのは非常に大事で、痛みが出るような状態でストレッチをするやり方は間違っています。
痛みが出る状態でストレッチをしてしまうと、痛みが増してしまったり、痛みが変化も改善もしないことがほとんどです。
ストレッチをしていると、これ以上いかないなという感覚になりますよね?
その、これ以上いかないという感覚からもう少しいこうとすると、痛みが出ますよね?
その痛みが出ている状態というのは、脳から身体に「これ以上やったら危険ですよ」というサインが出ている状態になります。
それを、伸張反射というのですが、伸張反射が出る状態でストレッチをしてしまうと、ほとんど効果がありません。
伸張反射が出ている状態でストレッチをしてしまうと、筋肉を伸ばそうとしているのに、脳は身体にブレーキをかけてしまいます。
ですから筋肉を伸ばしているようで、実際は筋肉には力が入った状態になっており、筋肉を伸ばせていない状態になっています。
特に、痛みが出る状態で、反動を付けてストレッチをするというのは最もやってはダメなやり方ですので、そのようなやり方ではやらないようにしましょう。
ストレッチをする際の感覚のコツとしましては、これ以上いかないというところで動きを止めて、息を大きく吐きながら痛くない程度で少しずつ伸ばしていくというやり方が効果的です。
伸びているなぁくらいの感覚でも、十分に効果は出ますので、ストレッチをする際は、感覚を意識してやっていただければと思います。
ストレッチ以外でも、最近ではフォームローラーやマッサージガンのような、セルフケアをするための便利な道具が売っていますので、お持ちの方はストレッチの代わりにそのような物を使ったセルフケアをしていただければと思います。
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