「最近なんとなく身体がだるい」は水分不足かもしれません
夏になると、
「身体が重い」
「朝から疲れている」
「頭がスッキリしない」
「肩や腰がいつもよりつらい」
「運動するとすぐ疲れる」
「足がつりやすい」
そんな不調を感じることはありませんか?
もちろん、これらの原因は一つではありません。
睡眠不足や暑さによる疲労、冷房、食欲低下など、さまざまな要因が考えられます。
その中でも、夏にぜひ見直してほしいのが、
「水分補給」
です。
暑い時期は汗をかくため、身体から水分が失われやすくなります。
しかも、夏は「喉が渇いたから水を飲む」というだけでは、十分な水分補給にならないことがあります。
厚生労働省も、室内・屋外を問わず、喉の渇きを感じなくてもこまめに水分を補給するよう呼びかけています。
今回は、
なぜ水分不足が身体の不調につながるのか?
そして、
夏の正しい水分補給とは?
についてお話しします。
身体の大部分は「水分」でできています
私たちの身体には、たくさんの水分が含まれています。
血液も水分。
筋肉も水分を多く含んでいます。
細胞の中にも水分があります。
つまり、
水分は身体を正常に働かせるために欠かせないもの
です。
水分が不足すると、単純に「喉が渇く」だけではありません。
身体のさまざまな機能に影響が出てきます。
例えば、
- 体温調節
- 血液循環
- 栄養素の運搬
- 老廃物の排出
- 筋肉の働き
- 神経の働き
などにも関係しています。
だからこそ、夏の水分不足は「飲み物が足りない」という単純な問題ではなく、
身体全体のコンディションに関わる問題
なのです。
夏はなぜ水分不足になりやすいのでしょうか?
一番大きな理由は、
汗をかくからです。
暑い環境では、身体は体温を下げるために汗をかきます。
汗が皮膚から蒸発するときに身体の熱を奪うことで、体温を調節しています。
つまり、
汗をかくこと自体は、身体にとって重要な体温調節機能です。
しかし、その分だけ身体から水分が失われます。
環境省も、暑い環境では汗によって身体の水分が不足しやすいため、暑い時期はこまめ・定期的に水分を補給することを勧めています。
特に熊本の夏は非常に暑くなるため、
「今日はあまり運動していないから大丈夫」
と思っていても、知らないうちに汗をかいていることがあります。
「喉が渇いてから飲む」では遅いことがあります
水分補給でよくあるのが、
「喉が渇いたら飲めばいい」
という考え方です。
しかし、夏場はこれだけでは十分ではありません。
厚生労働省は、喉の渇きを感じなくてもこまめに水分・塩分などを補給するよう案内しています。
つまり、
喉が渇く前から飲む
ことが大切です。
特に、
- 起床時
- 外出前
- 運動前
- 運動中
- 運動後
- 入浴前後
- 就寝前
などは、水分補給を意識するタイミングとしておすすめです。
環境省も、起床時、入浴前後、スポーツ中やその前後、そして喉が渇く前の水分補給を勧めています。
水分不足になると「疲れやすい」のはなぜ?
「最近、疲れが抜けない」
「少し動いただけで疲れる」
という方は、水分補給を見直してみるのも一つです。
身体の水分が不足すると、血液循環にも影響します。
環境省は、水分摂取不足によって血液が濃縮し、循環機能や酸素・栄養素の運搬、体温調節に支障が生じることがあると説明しています。
身体を動かすためには、筋肉へ酸素や栄養を届ける必要があります。
そのため、
水分不足
↓
身体の循環に負担がかかる
↓
身体がいつもより疲れやすく感じる
ということがあります。
もちろん、疲労の原因がすべて水分不足というわけではありません。
しかし、夏に疲れやすい方は、
「ちゃんと水分を取れているか?」
を一度確認してみましょう。
水分不足は「頭痛」や「めまい」と関係することも
夏に、
「頭が重い」
「フラフラする」
「立ち上がるとクラッとする」
という経験はありませんか?
こうした症状にはさまざまな原因がありますが、暑い環境での水分不足は注意したいポイントです。
厚生労働省が示す熱中症の症状にも、
- めまい
- 立ちくらみ
- 頭痛
- 吐き気
- 倦怠感
- 筋肉のこむら返り
などがあります。
つまり、
「頭痛だから肩こりかな」
「フラフラするけど寝不足かな」
と決めつける前に、
「今日は水分をしっかり取れているかな?」
と考えることも大切です。
「足がつる」のも水分だけが原因とは限りません
夏のスポーツや運動中に、
「ふくらはぎがつった」
「足がつりやすくなった」
という方もいます。
大量に汗をかくと、水分だけでなく電解質も失われます。
特に大量の発汗がある場合には、水分だけでなく塩分などの補給も重要です。
ただし、
足がつる=水分不足
と単純に決めつけることもできません。
筋肉疲労、運動量、環境、栄養など、さまざまな要因があります。
「最近何度も足がつる」という場合は、生活習慣や運動内容も含めて見直してみましょう。
「水だけ飲めばいい」は場合によって違います
ここが、今回のテーマで特に知ってほしいポイントです。
日常生活で普通に過ごしている場合と、
大量に汗をかいた場合
では、水分補給の考え方が変わります。
普段の生活では、水やお茶などでこまめに水分を補給することが基本です。
一方、
- 長時間の屋外活動
- 激しいスポーツ
- 大量の発汗
- 高温多湿の環境
などでは、水分とともに塩分も失われます。
このような場合には、水分だけでなく塩分を含む飲料などを利用することも大切です。
スポーツをする人は特に注意
スポーツをすると、
汗をかく
↓
身体から水分が失われる
↓
さらに運動を続ける
↓
水分不足が進む
という状態になることがあります。
特に夏の屋外スポーツでは注意が必要です。
野球、サッカー、テニス、陸上、バスケットボールなど、長時間運動する競技では、練習前・練習中・練習後の水分補給を習慣にしましょう。
「練習が終わってから一気に飲む」
ではなく、
運動中にもこまめに補給する
ことが大切です。
正しい水分補給のポイント①「こまめに飲む」
一度に大量に飲むのではなく、
少しずつ、こまめに
を意識しましょう。
例えば、
「仕事中はデスクの横に飲み物を置く」
「外出するときは飲み物を持ち歩く」
「運動中は決まったタイミングで飲む」
など、飲むことを習慣にしてしまうのがおすすめです。
正しい水分補給のポイント②「喉が渇く前に飲む」
喉が渇いたときだけではなく、
「渇く前に飲む」
ことを意識しましょう。
特に暑い日は、室内でも水分不足になることがあります。
「今日は外に出ていないから大丈夫」
とは限りません。
厚生労働省も、室内でも屋外でも、喉の渇きを感じなくてもこまめに水分を補給するよう案内しています。
正しい水分補給のポイント③「大量に汗をかいたら塩分も」
ここは重要です。
汗をかくと、水分だけでなく塩分も失われます。
そのため、大量に汗をかいた場合には、
水分+塩分
を意識しましょう。
スポーツドリンクなど、電解質を含む飲料を利用する方法もあります。
ただし、スポーツドリンクには糖分も含まれるものがあるため、日常生活で必要以上に大量摂取することは避けましょう。
環境省も、スポーツなどで大量に汗をかいた場合には塩分を含む飲料などを利用する一方、糖分の摂りすぎには注意するよう案内しています。
経口補水液は「普段の水分補給用」ではありません
「脱水が心配だから、毎日経口補水液を飲んでおこう」
と考える方もいるかもしれません。
しかし、経口補水液は一般的な飲料とは役割が違います。
脱水状態が疑われる場合などに利用するものです。
厚生労働省も、熱中症が疑われる場合の水分補給として経口補水液などを挙げていますが、腎臓や心臓などの疾患で水分摂取について医師から指示を受けている場合は、その指示に従うよう注意しています。
「夏だから毎日飲む」
というものではなく、
状況に応じて使い分ける
ことが大切です。
水分補給に「アルコール」は入れない
暑い日に、
「仕事終わりのビールが最高!」
という方も多いでしょう。
気持ちはよく分かります。
しかし、
アルコールは水分補給にはなりません。
環境省も、アルコール飲料での水分補給は避けるよう案内しています。
むしろ、飲酒後は水分補給を意識したほうがよいでしょう。
お酒を飲む場合も、
お酒+水
というように、水分を別に取ることを意識してください。
「コーヒーやお茶は水分にならない」は本当?
よく、
「コーヒーやお茶は利尿作用があるから水分補給にならない」
と言われることがあります。
しかし、飲み物に含まれる水分がすべて無意味になるわけではありません。
日常的な水分補給では、水やお茶などを利用して問題ありません。
ただし、
「水分補給は全部コーヒーだけ」
「甘いジュースだけ」
というように偏らないことが大切です。
基本は、
水やお茶などをこまめに飲む。
大量に汗をかいたときは、状況に応じて電解質も補う。
という考え方がおすすめです。
朝起きたら「一杯の水」を習慣に
寝ている間にも、私たちは汗をかいています。
そのため、
起床後の水分補給
を習慣にするのもおすすめです。
環境省の「健康のため水を飲もう」推進運動でも、目覚めの一杯や寝る前の一杯、起床時や入浴前後などの水分補給が勧められています。
朝起きたら、
「まず水を一杯」
という習慣を作ってみましょう。
入浴前後も忘れずに
意外と忘れやすいのが、
お風呂の前後
です。
入浴すると身体が温まり、汗をかきます。
特に夏場は、
暑い
+
入浴
によって、さらに水分が失われることがあります。
入浴前後にも水分補給を意識してみましょう。
冷房の部屋でも水分不足になる?
「汗をかいていないから大丈夫」
と思っていませんか?
実は、冷房の効いた室内でも水分補給は必要です。
厚生労働省も、室内でもこまめな水分補給を呼びかけています。
「冷房の部屋にいるから水は必要ない」
ではなく、
室内でも定期的に水分を取る
ことを意識しましょう。
水分不足は「身体の動き」にも影響します
ここからは、整体院としてぜひ知ってほしい部分です。
身体を動かすためには、
筋肉。
関節。
神経。
血液循環。
そして身体全体の連動性。
これらが関係しています。
水分が不足すると、身体の循環や体温調節にも影響するため、
「なんとなく身体が重い」
「動き始めが悪い」
「いつもより疲れやすい」
と感じることがあります。
だからこそ、
身体のコンディションを整える基本の一つとして、水分補給を考える
ことが大切です。
肩こりや腰痛がある人も「水分」を見直してみる
「水分不足で肩こりが起こる」
「水を飲めば腰痛が治る」
という単純な話ではありません。
肩こりや腰痛には、
- 筋肉の緊張
- 姿勢
- 関節の動き
- 運動不足
- 疲労
- 睡眠
- ストレス
- 身体の使い方
など、さまざまな要因があります。
ただ、
身体の基本的な状態を整える
という意味では、水分補給も大切な習慣の一つです。
「肩や腰がつらいけど、最近あまり水を飲んでいない」
という方は、一度生活習慣を見直してみましょう。
にしむら整体院が考える「身体を整える」ということ
身体の不調があると、
「痛いところを何とかしてほしい」
と思うのは当然です。
しかし、身体は一部分だけで動いているわけではありません。
首。
肩。
背中。
腰。
股関節。
膝。
足。
それぞれが連動して動いています。
当院では、
結果だけを見るのではなく、根本や本質まで考える
ことを大切にしています。
「結果・根本・本質」の3つから身体を見る
① 結果
現在感じている痛みや身体のつらさに対してアプローチします。
② 根本
関節の動きや身体の使い方、左右差などを確認し、負担が集中している原因を考えます。
③ 本質
アキュスコープ・マイオパルスなども活用しながら身体の状態を確認し、身体本来の回復しやすい状態を目指します。
もちろん、水分不足や脱水による症状が疑われる場合は、整体よりも適切な水分・電解質補給や医療機関への相談を優先する必要があります。
「水分補給」も身体づくりの一部です
身体を整えるというと、
「ストレッチ」
「筋トレ」
「整体」
などを思い浮かべる方が多いでしょう。
でも、その前に、
水分をきちんと取れていますか?
ということも大切です。
いくら身体のケアをしても、
睡眠不足。
食事不足。
水分不足。
では、身体が十分に回復するための環境を作りにくくなります。
だからこそ、
身体を整える基本として、水分補給を見直す。
これも大切な健康習慣です。
今日からできる「正しい水分補給」チェック
最後に、今日から実践できるポイントをまとめます。
□ 喉が渇く前に飲む
□ 少量ずつこまめに飲む
□ 外出するときは飲み物を持つ
□ 運動前・中・後に水分補給する
□ 起床時に水分を取る
□ 入浴前後に水分を取る
□ 大量に汗をかいたら塩分も意識する
□ 冷房の効いた室内でも水分補給する
□ アルコールを水分補給の代わりにしない
□ 経口補水液は必要な場面で適切に使う
全部を一気に完璧にする必要はありません。
まずは、
「喉が渇く前に飲む」
から始めてみましょう。
水分不足を「ただの喉の渇き」と考えない
夏になると、
「暑いから水を飲む」
と考えがちです。
しかし、水分は身体のさまざまな機能に関わっています。
水分が不足すると、
- 疲れやすい
- だるい
- 頭痛
- めまい
- 立ちくらみ
- 筋肉のけいれん
などの症状につながることがあります。
特に夏は、暑さによって身体から水分が失われやすくなります。
だからこそ、
「症状が出てから飲む」のではなく、「症状が出ないようにこまめに補給する」
ことを意識しましょう。
まとめ|夏の身体は「水分」から見直してみましょう
夏の水分不足は、単に「喉が渇く」というだけではありません。
身体の循環や体温調節、筋肉の働きなどにも関係しています。
そのため、
「最近疲れやすい」
「身体がだるい」
「頭が重い」
「フラフラする」
「足がつりやすい」
という方は、睡眠や食事だけでなく、
水分補給が足りているか?
も一度見直してみましょう。
基本は、
こまめに、喉が渇く前に。
そして大量に汗をかいたときには、水分だけでなく塩分などの電解質も意識する。
これが夏の水分補給の大切なポイントです。
ただし、強いめまい、意識がおかしい、自力で水分が飲めないなど、熱中症が疑われる症状がある場合は、セルフケアだけで済ませず、速やかに適切な対応をしてください。厚生労働省は、自力で水が飲めない・意識がない場合は救急車を呼ぶよう案内しています。
熊本の暑い夏を乗り切るためにも、
「水分補給も身体づくりの一部」
と考えてみてください。
毎日の小さな習慣が、夏の身体のコンディションを守ることにつながります。☀️💧
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