皆さんは日頃から運動不足を感じているようなことはありませんか?

特に毎日このような暑さですと、外に出るのさえ嫌になり運動どころではないですよね。

この暑さのせいでジムやヨガに行くのも面倒になったり、なかなか続かなかったりする方もいらっしゃいますよね。

運動不足になると筋肉が衰え、脂肪がつきやすい身体になってしまいます。

また血流も悪くなり、疲れやだるさも出やすくなってしまいます。

運動不足により筋肉の柔軟性がなくなっていくと、身体の様々な所に影響が出てしまうことが多いです。

 

そこで、そんな方にオススメなのが『家事運動』です。いわゆる『ながら運動』というやつです。

健康のために運動をしろと言われても、家事や育児に追われてそんな時間は作れないという人もいるでしょう。

どうせやらなきゃいけない家事なら、運動も兼ねてやると一石二鳥ですよね。

 

1、お腹をへこませる
まず背筋を伸ばして、お腹を意識しながらお腹を最大限にギューッとへこませます。それを30秒程キープさせます。これを1日に気付いたら何度でも行いましょう。

2、しゃがんで立つ
しゃがんで立つという一連の動作に、スクワットの要素を取り入れます。背筋を伸ばして腰を曲げずにゆっくり2秒程かけてしゃがみます。立ち上がる時も同様に2秒程かけて立ち上がります。この時、曲げた膝がつま先より前に出ないように気を付けましょう。

3、空気椅子
椅子から立ち上がるとき、お尻を浮かせた状態を少しだけキープさせます。

4、階段
下半身の筋肉をくまなく使うため、歩行時の3.5倍のエネルギーを使うと言われています。膝を高めに持ち上げて足の裏全体で階段を蹴って上り、つま先からしっかり下りましょう。

5、ねじり運動
脇腹の余分な脂肪を搾り取るように意識して、腰をねじるようにしましょう。

 

この5つが基本動作となります。これらの動作を、工夫しながら家事に取り入れていけばいいのです。 

例えば掃除機がけの時、おなかをへこませながら、ノズルを持った腕を伸ばすとともに逆方向に上体を捻るようにしてみましょう。この運動で1と5の運動が同時に出来ますね。

洗濯の時も、洗濯物が入ったカゴを右後方に置きます。そして、足を肩幅くらいに開いて、おなかをへこませながら、前向きの姿勢で軽く上半身をひねりながら洗濯物をカゴから取り出し洗濯機へ。これを3回ほど行ったらカゴを左後方に置きかえて、繰り返しましょう。また、干す時も同様にカゴを右後方・左後方に置いて行ってみましょう。この運動でも1と5、場合によっては4の運動も同時に出来てしまいます。

厚生労働省が策定した『健康づくりのための運動指針』には〈家事などの生活活動を積極的に行うことで病気の予防に役立つ〉と記載されています。

毎日の家事に上記に記載したような運動を取り入れることで、健康増進を図ることができるでしょう。

いろいろな場面で上の5つの基本動作を意識しながら、家事に取り組んでみてはいかがでしょうか?