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スポーツ現場でも度々使用されている、キネシオテープですが、その効果について本日はお話いたします。

キネシオテープの効果には、

筋肉の機能を正しく戻す

血液・リンパ液の循環を良くする

痛みを抑える

上記3つの持続時間の延長

があるとされています。

 

筋肉の機能を正しく戻す

キネシオテープを貼る方向により、筋肉の収縮を促進させたり、抑制させることが可能です。

実際に、ももの前側の大腿四頭筋のキネシオテープにより、筋肉の出力が増加したという研究もあります。

ただし、どこも痛くない人に対して有効かと言われると、まだまだ疑問が多いとされています。

 

血液・リンパ液の循環を良くする

キネシオテープにより、皮膚の下に血液やリンパ液が流れるわずかな隙間ができ、血液・リンパ液の循環が改善されることが期待出来ます。

実際に、乳がん関連のリンパ浮腫を患っている方に対して、有効だったという報告があります。

こちらも①と同様、何ともない人に対して有効かと言われると、まだまだ疑問が多いとされています。

 

痛みを抑える

キネシオテープが皮膚に点在している感覚受容器と言われる感覚をつかさどっているものの働きを変調させ、痛みを鎮静させる効果が期待されます。

実際に、腰痛の痛みの緩和に有効であるとの報告は数多くされています。

しかし、確固たる証拠に基づく結論はありません。

 

キネシオテーピングの主な目的は、皮膚の下の循環を良好にし、自然治癒力を高めることであると言われています。

ちなみに、パフォーマンスとの関連性については、垂直飛びが向上したとの報告もありますが、こちらもまだまだ疑問が多いとされています。

 

キネシオテーピングは、使用する目的を明確にし、しっかりとしたテーピングが出来ると、とても高い効果があります。

当院でも、場合によってはキネシオテーピングを使用しますが、質の高いテーピングを使い、豊富な経験のもと、明確な目的をもって使用しています。

 

キネシオテーピングのことで、疑問や質問がある方は、お気軽にお問い合わせください。