大相撲の初場所は、平幕の徳勝龍が14勝1敗の好成績で初優勝を果たしました。
幕内で最もしたの番付、いわゆる幕尻の力士が優勝するのは20年ぶりだったそうで、奈良県出身の力士が優勝したのは98年ぶりだったそうです。
徳勝龍関、おめでとうございました。
さて大相撲を見ていると、100キロ以上の大男同士が全力でぶつかり合い、土俵に叩きつけられたり土俵から転げ落ちたりしているのに、めったにケガをしませんよね。
不思議じゃありませんか?
本日は、なぜお相撲さんがあれだけのことをやってもケガをしにくいのかをお話いたします。
お相撲さんは、毎日稽古という名の厳しい訓練を行っています。
もちろんそれも1つの要因です。
最も大きな要因は、お相撲さんの身体の柔らかさにあります。
横綱の白鵬関は、モンゴルから日本に来て大相撲の世界に飛び込んだわけですが、稽古の中ではどんな稽古よりも股割りの稽古(身体を柔らかくする稽古)が一番きつかったそうです。
(※ちなみに稽古以外も含めると、日本に来て一番しんどかったことは、沢山食べなければいけなかったこと(いわゆる食トレ)だったそうです。笑)
身体が柔らかいと、外力が加わっても力の逃げ場があるので、加わった外力が様々な箇所に分散され、ケガには繋がりません。
身体が硬い人は、力の逃げ場がないので一点に力が集中してしまい、ケガに繋がってしまうというわけです。
ケガ以外の慢性的な症状のほとんどでも、同じことが言えますので、お相撲さんを見習って、毎日ストレッチなどの身体のケアをしていきましょう。