当院の施術に対しての考え方については、こちらをご覧ください。
仕事によるオーバーワークとは、沢山の仕事を抱える企業に勤めた場合などに多く見受けられ、残業や休日出勤といった長時間労働に陥ってしまった状態のことを指します。
具体的な基準については、月80時間の残業が過労死ラインとされているため、これを超える場合は間違いなくオーバーワークになります。
また、1カ月の勤務日数を20日間とした場合、1日平均で4時間以上の残業があると、この過労死ラインを超えてしまいます。
ですからそのような場合も、オーバーワークといって問題ありません。
上記の話は、仕事によるオーバーワークの話ですので、該当する方はすぐに適切な場所へ相談されてください。
本日は、運動におけるオーバーワークについてお話いたします。
運動におけるオーバーワークとは、いわゆる「やりすぎ」の状態のことです。
現在、当院に来ている学生の患者様にも、夏の合宿でのハードな練習や、新チームに切り替わってからのハードな練習などで負傷している学生が多いです。
ケガをしてしまうと、無意識に痛い場所をかばって痛くないようにプレーを続けてしまいます。
ですから痛みが悪化してしまったり、痛みがなかなか引かない状態に陥ってしまったりします。
プレー中に痛みや違和感を感じた時には、まずは早い段階で周りの大人に伝えるということを習慣にしましょう。
オーバーワークに関しては、指導者主導の場合がほとんどですので、なかなかコントロール出来ないのが現状です。
ですから対策としては、毎日コツコツと身体のケアを徹底的に行うということがとても大事になります。
オーバーワークが原因の痛みや不調の場合は、いくら身体のケアを続けていっても追いつかない場合がほとんどです。
その場合は、身体を効率よく回復させるということを意識して出来ると、人間が本来持っている自然治癒力がしっかりと働いてくれるようになります。
バランスよく沢山食べて、沢山水分補給をし、沢山睡眠をとるように心がけましょう。
もし、これを読んでくださっている運動に携わる指導者の方がおられましたら、1週間に最低でも1日間は選手たちに休息を与えるようにしてください。
勝たせてあげたくて、沢山練習させて、選手たちに自信をつけさせたい気持ちはとても分かります。
ですが、質より量の練習で強くなり結果が出ますか?
勝利至上主義も大事だと思いますが、あなたが選手のことを一番に考えられる指導者になれれば、そこから様々な発見が生まれ、様々な収穫があるはずです。
是非勝つことよりも、選手のことを考えられる指導者であり続けていただければと思います。
本日の内容で、ご不明な点やご質問がある方は、お気軽にLINEでお問い合わせください。
電話でのお問い合わせの場合、施術中は留守電にしていますし、休診日や診療時間外は留守電になっています。
折り返しに時間がかかる場合もありますので、あらかじめご了承ください。