今日も寒いですね。

温かくして過ごしましょう。

 

本日は、腸腰筋の話をします。

腸腰筋と聞いてどこにある筋肉か分かる方は、ほとんどいないと思います。

 

この図は、身体を前側から見た図です。

この場所に腸腰筋はあります。

図を見ていただくと分かるように、「腸腰筋」という名前の筋肉は実際には存在しません。

大腰筋と腸骨筋の2つを総称して「腸腰筋」と呼んでいます。

これに関しては、大腰筋と腸骨筋の始まる場所はそれぞれ違うのですが、付いている場所が同じで、かつ同じ動きが出来るため、総称した「腸腰筋」と呼ぶのが主流になっているということです。

 

腸腰筋に関しては、筋肉の硬さがあると骨盤の動きが制限されるということが起きます。

骨盤の動きが悪くなると、もちろん腰椎の動きも悪くなります。

そうするとそれが、腰痛に繋がっていきます。

私の経験上、慢性的な腰痛をお持ちの方はほとんどの方が腸腰筋の硬さがあります。

ぎっくり腰を繰り返す方も、ほとんどの方が腸腰筋の硬さがあります。

上の図は、腹筋や内臓を全部どかしてある状態の図なので、腸骨筋は深い所にあるため、実際に手で触ることが出来ません。

ですから、ケアするのが非常に難しい筋肉ということが言えます。

 

当院では、効率よくケアをするためにストレッチのやり方もお伝えいたします。

ただお伝えするだけでなく、いかに効率よくケアをするかということを考えてお伝えしています。

治療に来られた際には、その辺りにも注目して治療を受けていただければと思います。