本日は、腱鞘炎についてお話いたします。

産後の女性や、手先や手首を酷使する仕事をされている方に良く起きる腱鞘炎ですが、日頃からのケアで症状を最小限に出来るのをご存知でしたか?

 

腱鞘炎とは、腱が通る腱鞘というトンネルのようなものが炎症を起こしてしまうことです。

いわゆる使い過ぎで起きる場合がほとんどで、その場所を使わなくすると症状が治まっていきます。

ですが、使わなくするということ自体が難しいというかほぼ無理な状況の方も沢山いらっしゃると思いますので、症状が最小限に済むのなら助かりますよね?

 

まず腱鞘炎とは、その名の通り炎症が起きている状態ですので、炎症が治まるようなことをしなければなりません。

氷を袋や氷のうに入れて、患部の感覚が無くなるまで冷やしてください。

保冷剤でのアイシングは、凍傷のリスク等を考えて、私はオススメしません。

必ず氷を使ってアイシングをしてください。

大体、15~20分冷やすと患部の感覚は無くなります。

アイシングは、患部の感覚が無くなるまでやらないとほとんど効果が出ませんので、慣れるまでは大変ですが症状の改善のため、乗り越えてください。

 

あとは、前腕の筋肉の張りが取れると腱鞘炎の症状は治まりやすくなります。

前腕(肘から手首の間)を、痛気持ちいい感覚でマッサージしてください。

痛い場合は、筋肉が反射的に力を入れてしまいますので、必ず痛気持ちいい感覚でマッサージをするようにしてください。

 

上記のやり方でも腱鞘炎の症状が改善しない場合は、当院にご相談いただければと思います。