昨日、今日で箱根駅伝がありましたね。

最後の最後まで目が離せない展開に、年明け早々しびれました。

駒澤大学の選手および関係者のみなさま、おめでとうございました。

 

補足ですが、箱根駅伝の正式名称は、「東京箱根間往復大学駅伝競走」というそうです。

調べるまで知りませんでした。(笑)

 

さて本題に入りましょう。

優勝候補の筆頭と言われていた青山学院大学が、往路でまさかの12位でした。

3区を走る予定だった、キャプテンの神林選手(九州学院高校卒)の、直前での股関節の疲労骨折が判明し、欠場を余儀なくされてしまうというアクシデントがあり、それも少なからず影響してしまったとのことでした。

 

私としては、身体のケアやコンディショニングを整えるということも、選手として必要不可欠な部分だと思っています。

実際、試合の日にちは決まっていて、そこに合わせてやっていくという条件は出場選手みんな一緒です。

その中で、様々な条件が重なってしまいケガをすることや、良いコンディションで試合に臨めなかったりすることだってあるはずです。

ですが先ほども言いましたが、条件はみんな一緒ですので、試合に合わせられない選手というのは、決して一流とは言えないと思っています。

 

記事を読んでいると、痛みがあって施術を受けていたが、一ヶ所だけなかなか痛みが取れない部分があって、そこを詳しく調べたら疲労骨折を起こしていたということでした。

事情は分かりませんが、施術をしていた人にも問題があると私は思っています。

長距離の選手がオーバーワークをすると、どこに痛みが出るリスクが高いかや、痛みが続くことで考えられる最悪のケースを予想した上で施術をしていない証拠になります。

ましてや、神林選手はこの箱根駅伝を最後に競技から引退するということを早い段階で発表していた大学界でもトップクラスの選手です。

沢山のスポーツ選手を施術してきた私は率直に、防ぎようがあったのではないのかな?と思ってしまいました。

 

どのような経緯や事情があったかは詳しく分かりませんが、1つフォローさせていただくとすれば、選手本人が痛い場所を言わないケースもあります。

ここからは完全に憶測になってしまいますが、特に神林選手のようにチームのキャプテンという立場の選手は、責任感が強い人が多いです。

練習でも、自分が見本となってチームを引っ張るということをしている人が多いですし、周りにはあまり弱みは見せないような人のことが多いです。

そのような選手は、痛くてどうしようもないところまでいって初めて、痛い場所を打ち明けてくることがあります。

そのような場合ですと、正直施術する側からすると、どうすることも出来ません。

試合まで時間がなければないほど、復帰は絶望的になります。

青山学院大学のような名門大学のトレーナーさんが、最初に申し上げたような初歩中の初歩のミスをするはずがありませんので、神林選手のキャプテンシーが強すぎて、ケガの発見が遅れてしまったということが真実であってほしいなと思っています。

 

これらは、あくまでも私個人の意見ですので、聞き流していただければと思います。