シリーズでお送りしていたこの内容も、本日が最終回です。
昨日の内容に少し似ているのですが、本日は「体重のせい」にされることについてお話いたします。
特に腰痛や膝痛の方に対して、整骨院や整体院や病院ではよく、
「太りすぎだから痩せましょう」
ということが言われます。
太ってらっしゃる方は、そこに対して何か疑問に感じる方は少なく、太っているからしょうがないなという風に思ってしまう方が多いようです。
そもそも太っていて痛みがある方は、痩せようと思って運動をはじめようとする時に、痛くて運動が出来ない方が多いです。
間違いではないのですが、ここにも大きな勘違いが存在します。
これも昨日の話と同様、逆を考えていただけると分かりやすいです。
痩せていても腰や膝が痛い方はおられます。
太っていても腰や膝が痛くない方もおられます。
というように、「太っていること」というのは、要因になってしまうことはあっても、直接的な原因にはならないのです。
そこを、あたかも全ての原因のような言い方をしてしまう方というのは、そこに逃げ場を作っているということです。
施術をしても症状が改善しない時に、体重のせいにすればそれで済みますもんね。
もちろん体重というのは、痛みの要因になりかねないので、痩せるに越したことはありません。
私は、体重は変化させずに症状を変化させるということを目指して施術をさせていただいております。
症状が変化すると、大半の方が運動できるようになり、意識が変化するので痩せていきます。
ですから、症状を変化させてから体重を変化させるということが出来るように、様々な部分でのサポートも同時にさせていただきます。