私は今まで、様々な競技のトップアスリートを治療してきました。

その中で、ウォーミングアップの大事さを痛感してきましたので、本日はそれについてお話いたします。

 

やっている競技が、1日で上手になったりしないのはみなさん分かっていると思います。

毎日コツコツやっていることが積み重なることで、上達していくものです。

そのコツコツやっていることと同じくらい重要なのが、ウォーミングアップです。

簡単に言うと「準備体操」ですが、これをいい加減にやっている選手やそもそもやっていない選手は、ケガのリスクが高くなります。

自分自身を鍛えるのは、他の誰でもなく自分です。

それと同じように、自分自身をケガから守るのも、他の誰でもなく自分なのです。

自分の好きな競技をケガなく長く続けられるように、また、よりいいプレーが出来るようにウォーミングアップをしっかりやっていただければと思います。

 

ここで、ウォーミングアップの意味をお話いたします。

ウォーミングアップとは、その字の通り身体と気持ちを温めて、トレーニングや試合に臨める準備をするということです。

ウォーミングアップをすることで、トレーニングの効果を高め、試合でよりよいパフォーマンスを発揮出来るようになります。

また、ケガを未然に防ぐこともできますし、万が一ケガをしてしまった時でもウォーミングアップがきちんと出来ている場合は、軽症で済んだりします。

そして、「さぁ、やるぞ!」と気持ちの面でも準備が出来ます。

 

ウォーミングアップを真面目にしっかりやると、いつもと明らかに違う感じを受けると思います。

チームメイトと話しながらダラダラとウォーミングアップをやってしまう選手はそれなりの結果しか出ませんし、大事なところでそこの差が出ることがあります。

 

心も身体もいい準備をして臨めるように、普段の練習から高い意識で取り組んでいきましょう。