いい指導者の条件というのは、選手のことを一番に考えているかどうかということに尽きると思います。

どの競技どの種目においても、どんな状況にあっても無理をし続けさせる指導者は、いい指導者とは言えません。

その指導者にどれだけの実績があっても、そのようなことをさせてしまうような指導者は、いい指導者ではありません。

 

私の考えは、どこにゴールを設定するかによって無理をさせるということも問題ではないと思っています。

どういうことかと言いますと、例えば野球をしている小学生で話をしたいと思います。

最終的な目標が「プロ野球選手になりたい」という選手は、無理をしてはいけません。

痛みを抱えながら無理をし続けてしまうと、絶対にプロ野球選手にはなれません。

最終的な目標が「小学校で日本一になる」という選手の場合は、痛みがあっても無理を続けて問題ないかと思います。

そこで終わってもいいという覚悟があるのなら、無理をさせないと一生後悔することになります。

いわゆる短期的な目標の場合は、その目標達成のために走り続けるべきです。

ですが、長期的な目標がある場合は、その目標達成のためにどうするべきか、なにをするべきかということは真剣に考え実行していかなければなりません。

 

勝利至上主義(勝ってなんぼの考え方)の指導者のもとで競技を続けている場合、その指導者からお子さんを守れるのは親御さんしかいません。

お子さんが痛みを抱えているのなら、お子さんを休ませる勇気を持ちましょう。

もしそれが出来ないようでしたら、私が指導者の方にお話いたしますので是非ご連絡いただければと思います。

選手の未来を、指導者のエゴで台無しにしないよう、私はこれからも発信を続けてまいります。