今日は膝の痛みについてお話していきます。
代表的な膝の痛みには『変形性膝関節症』があります。
これは加齢が原因になることが多く、太ももの筋肉が衰えたり硬くなったりして筋肉のバランスを崩してしまうことで、膝関節が変形を起こしてしまい痛みを生じるものです。
『変形性膝関節症』の主な症状は、『身体を動かす際に動かしはじめに膝に痛みが起きる』『正座をしたり、しゃがみこむといった膝を深く曲げる動作がつらい』などといった症状があります。
膝の痛みを予防するには?
◎ダイエットをして膝への負担を減らす。1~2kg痩せるだけでも、膝にかかる負担が違ってきます。
◎適度な運動を行なって太ももの筋力をつけ、膝の負担を軽減する。
◎足に合わない靴を履かないようにする。
膝の痛みに対する家庭で出来るケアは、まず膝を冷やさないように注意することが大事です。
筋肉の硬さがある場合は、冷やすと余計筋肉が硬くなるので逆効果です。
慢性的な痛みがある場合には、膝掛けや入浴などで膝を暖めましょう。
膝の痛みと筋肉の関係について、もう少し詳しく説明します。
膝関節の動きに直接関係してくるのは次の筋肉です。
・太ももの筋肉(大腿四頭筋・ハムストリングなど)
・すね、ふくらはぎの筋肉(ひらめ筋・ひふく筋など)
例えば、太ももの前の筋肉は膝を伸ばす動きをします。
膝を曲げる時にこの筋肉が十分にゆるまないと、スムーズに膝が曲がりません。
このようにどこかの筋肉がうまく動かないと、無理やり動かされる状態になります。
それが膝の痛みとなってしまうわけです。
問題がある筋肉の種類によって痛む場所は変わってきますが、基本的には同じ理屈なので膝の周りの筋肉をケアすることで、膝の痛みが楽になることが多いです。
加齢とともに筋力や筋肉の柔軟性も落ちてきます、痛みを予防するには筋肉をつけるしかありません。
筋トレやストレッチなどを積極的に行っていきましょう。