このブログでは度々「膝の痛み」について取り上げてきました。

私も日々様々な勉強をしていますので、本日は最近仕入れた新たな発見の部分について、お話しようと思います。

専門的な用語や説明があると思いますが、分かりやすく説明することを心がけてお話いたします。

それでも分からない方は直接聞いていただいても構いませんし、分からない時点で読むのをやめても大丈夫です。

 

まずはじめに、散々言ってきていますが、膝の軟骨がすり減って痛みが出るというのは、ウソです。

それは、以前にも説明をしましたが、軟骨には痛みを感じる痛覚が存在しないからです。

じゃあ、何の痛みなのか?

それが、今日の本題と繋がっていきます。

今までは、

骨の組織が死んでしまう(壊死)ことによる痛み

軟骨がすり減って無くなっていて骨同士が当たっていることによる痛み

周りの筋肉の硬さにより筋肉が付いている部分(付着部)が引っ張られてしまっていることによる痛み

上記の様なことが原因なのではないかと考えられてきました。

 

最近の研究により、「膝蓋下脂肪体」と言われる組織の炎症が原因ということが分かってきました。

「膝蓋下脂肪体」この言葉は、施術をすることを仕事としてしてらっしゃる方の内、果たしてどれくらいの方がお分かりになられるでしょうか?

それくらいマニアックな部分です。(笑)

場所で言うと、下の画像のように膝のお皿の骨(膝蓋骨)の下に強固な膝蓋靭帯という靭帯があるのですが、その裏側にあります。

「脂肪」という言葉の通り、非常に柔らかい構造です。

神経組織が密になっている上に、小さい血管が豊富にあります。

最近の研究では、痛みのセンサーがとても多く、周りの組織の中では最も痛みに敏感という報告もあります。

 

捻った、ぶつけたなど、明確な痛みの原因がある時は例外ですが、なぜ痛くなったのかよく分からない膝の痛みの大半の原因は、膝蓋下脂肪体の炎症と言っても過言ではありません。

 

当院では、この「膝蓋下脂肪体」に対して的確な施術が出来ます。

もちろん、みなさんがそうだとは言い切れませんが、ほとんどの方で1~3回の施術で何かしらの効果は実感していただけると思います。

長年痛みを抱えてらっしゃ方や、どこに行っても施術の効果を実感しない方の場合は、より来ていただきたいです。

まずはお気軽にご連絡いただければと思います。