腰痛や膝痛において、股関節の動きというのが非常に重要になってきます。
股関節の動きが悪くなると、腰にも膝にも負担がかかります。
その人がよくする動きによって、腰が痛くなるのか膝が痛くなるのかが違うのです。
股関節の動きの悪さで腰や膝に負担がかかってしまうのには、股関節の形状に秘密があります。
今読みながら股関節を動かしていただけると一番分かりやすいのですが、股関節はどの方向にも動かせられます。
腰は後屈の動きである程度のところまでしか動きませんし、膝は逆方向には曲がりませんよね。
股関節は、ある程度どの方向にも動かすことが出来ます。
ここに秘密があるのです。
どの方向にも動きが出来る=様々な筋肉が動きに関わっている
ということが言えます。
その中で、負担がかかっていくと、疲労が起きて動かしにくくなっていく筋肉が出てきます。
その動かしにくい筋肉の動きは、その周りにある別の筋肉が余計に動くことにより動かしにくさをカバーしていきます。
それを股関節の周りの様々な筋肉でやっていくと、腰や膝を動かす筋肉にも影響が出てしまい、痛みや不調に繋がるというわけです。
そうならないためには、核ともいえる股関節の動きを良くしておく必要があります。
ストレッチでもいいですし、運動でもいいですし、股関節を意識して身体のケアをしていただければと思います。
実際に当院に来ていただいた方には、詳しくやり方もお伝えしていますので、お気軽にお尋ねください。