本日は3部構成の第3部になります。
このブログを楽しみにしているとおっしゃってくださる方から、早く続きを書いてほしいと連絡をいただきました(笑)
そういう方がいたことがありがたく、ビックリもしましたが、同時に事実を正確にお伝えしなければいけないなと、気が引き締まりました。
本題に入りましょう。
ぎっくり腰の正式名称は、「急性腰痛」です。
急性なので、昨日までの話だと冷やす処置が正解だと思われがちですが、当院の考えは違います。
それは、ぎっくり腰がなぜ起きるかということにあります。
ぎっくり腰は、何かの拍子で硬くなった筋肉に力が入ってしまい、力が抜けなくなっているような状態のことです。
確かに、その硬くなった筋肉の付着部付近では炎症が起きているかもしれません。
ですがぎっくり腰というのは、筋肉に力が入りっぱなしの状態で、動かそうとするとその硬くなった筋肉が引っ張られてしまい痛みが出ている状態ですので、炎症があるようで普通の炎症がある状態とは全然違います。
ぎっくり腰になったことのある方は分かると思うのですが、じっとしててズキズキ痛いなんてことありましたか?
動かすと痛いので動かしたくないという感じではなかったですか?
ぎっくり腰になって、冷やしたとしても症状が悪化するということはまずありませんが、温めた方が早期回復が見込めます。
万が一、ぎっくり腰になってしまったら温めるようにしてください。
可能なら、お風呂などの温めた状態で動かせる範囲で腰を動かすのもとても有効です。
来れるようであれば、ぎっくり腰になりたてでも来ていただいて構わないのですが、ほとんどの方は動けずに来れないと思いますので、少しづつ動けるようになったら当院に来て治療をさせていただければと思います。