当院の患者様から、ダイエットについてもブログを書いてほしいとのリクエストを沢山いただいたので、今日は糖質制限による体重減少のメカニズムをお伝えします。

 

まずダイエットには、

1、メインエネルギー(糖質)の制限によるカロリーの減少

2、水分が抜ける

この2つの点が大きく影響してきます。

 

糖質制限によって体重は減りますが、それが脂肪が減っているからなのかが大事です。

体重だけで評価をしてしまうと、リバウンドしてしまう事がほとんどです。

 

糖質制限をすると、割とすぐに結果が出ます。(私もそうでした。)

それがなぜかと言うと、多くの人がメインの摂取エネルギーをご飯やパンや麺といった炭水化物(糖質)で摂っています。

ですから糖質を制限すると、メインのエネルギー源が少なくなりますので、痩せます。

 

糖質制限をすると、もう一ついい影響が出ます。

糖質と水は仲が良く、体内でお互いくっつき合います。

難しい話をすると、糖質1分子に対して4分子の水がくっつきます。

ですから身体の中の水分が抜けていき、はじめてすぐは一時的に一気に体重が落ちていきます。

 

現代人の食事を見ていくと、糖質を過剰に摂っている事が多いです。

私も大好きですが、ご飯を大盛で頼んだり、ご飯と麺などのいわゆるダブル炭水化物をしてしまう方が多いです。

糖質を過剰に摂取してしまうと、お腹周りに脂肪がつきやすくなってしまうので、注意しましょう。

 

糖質制限のダイエットをする場合は、糖質を抑えたんぱく質を沢山摂るようにしましょう。

ただし、糖質も身体にとってはとても重要な栄養素ですので、完全に断ち切るのは絶対にしないでください。

身体の中で起こる全ての事でエネルギー(糖質)を使います。

もちろん食べたものを消化する時も、必ずエネルギー(糖質)を使っています。

空腹状態でエネルギーを作り出そうとする時に糖質が身体の中にない場合、自分の筋肉を分解してエネルギーに変えてしまうという「糖新生」という事が身体の中で起きてしまいますので、糖質は断ち切らないでください。ほどほどの糖質を摂取し、たんぱく質を多めに摂取する事が出来れば、間違いなく痩せていきます。しかも、そんなに苦労することもリバウンドすることも少ないです。

 

私もダイエット頑張ります。(笑)